5年分の受賞作を並べると、派手なアイデアより「完成度」が勝敗を分けている。
GitLab AI Hackathon 2026のグランプリLOREは、ハッカソン作品でありながら43本のテストを備えていた。審査員(Anthropic)の講評は「これはハッカソン作品ではなくプロダクトだ」。600作品の頂点を決めたのは、アイデアの奇抜さではなく作り込みだった。
日本でも同じ現象が起きている。全日本AIハッカソン中日本大会は、プレゼンだけ立派で動かない作品を見抜くために「審査員が実機を操作するデモ審査」を導入しており、一般部門の優勝理由は『総合的な完成度』、ビギナー部門は『確実に動作すること』だった。
実践への示唆: 機能を1つ削ってでも、残った機能が目の前で確実に動く状態に仕上げる。テストを書く、デモの導線を練習する、当日のネットワーク断を想定したフォールバックを用意する——地味だが、これが最も再現性の高い勝ち筋になっている。